簿記2級に合格するには、TACの網羅型問題集をやりましょう

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昨日ツイッターを眺めていたら簿記二級がトレンドに入ってて、
何のことかと思ってたら、昨日は簿記二級の試験日だったんですね。

受験された方は、お疲れさまでした。
簿記二級は私も二年以上前に独学で取得しましたが、
結構苦戦したのを覚えています。

一発合格なんてできなくて、二回くらい落ちたのかな。
何度目かの正直で合格した時は、うれしさよりも
「手こずらせやがって……」的な恨み節をつぶやいた記憶があります笑

ともあれ、受験結果が出るのはまだ少し先なのでしょうが、
次回に向けてリベンジする人も、何かのきっかけでこのブログを見つけてくれた人も、
一つでも参考になればと思って、当時の記憶を振り返りながら勉強法を書き出してみます。

個人的な意見ですが、簿記は取ってよかったと思ってます。
数年以上前に営業から経理関連の仕事にジョブチェンジしたことがあるのですが、
面接もスムーズにいきます。
転職するときにいい武器になりますよね。

前回転職した時は簿記と宅建をもって活動していたのですが、
この二つで会計と民法の基礎的な素養として判断してもらえますので、
収入を上げたい人やキャリアチェンジを狙う人には普通にお勧めです。

正しく転職活動さえすれば平均収入もらえるくらいの会社には
どこか引っかかると思いますので、給料アップ目的で転職したい人は、
変な資格を取る前にこの辺を狙っていくのがよいと思います。

仕事でも、100%ゴリゴリに使う人はそんなにいないでしょうが、
少しだけでも決算書が読めたり、よく使う勘定科目にピンとくるようになると
やっぱり仕事がやりやすかったりしますよね。

将来、勤め人卒業を目指す人であれば2級とは言わずとも3級レベルの簿記の知識があると
決算書だったり確定申告をやるときに力になると思います。

話がそれましたが、本題に行きましょう。
タイトルにも書きましたが、簿記二級、まともにやったら落ちます。
一番おすすめのテキストが、TACの網羅型問題集で、それをやりこみましょうという話です。

簿記2級って、もともと難易度がどんどん上がっていってて、昔は3割くらい合格してたのに、
今平気で10%半ばとか、それくらいの合格率ですよね。
私の時も16%とか17%とか、そんなもんだったと思います。

合格率が下がってきている原因ですが、
初見殺しが増えたなと、そんな印象を受けます。

簿記に限らず、資格試験の勉強って、まず過去問ありきで
過去数年分の過去問をひたすらぶん回して覚えてしまえば
割と何とかなることが多いんですけど、簿記はちょっと違うかな。

初見殺しというか、漫然と過去問だけやってると、
そのパターンに慣れてしまって、パターンから外れた問題にサクッとやられちゃいます。
しかもそれが一問一答ならまだしも、問2以降、個別論点やら決算書やら工業簿記は
ワンミスが連鎖的に失点を増やしていく性質があって、より一層難易度を上げています。

土台を固めるために、テキストをやったり過去問をやることは否定しませんし、
むしろやらなきゃいけないと思っています。
しかし、それだけだと、ちょっとひねられると通用しなくなる。
昔の私みたいに。

その、「ちょっとひねった問題」への対応力を磨くためのテキストが、
網羅型問題集なんですね。

この問題集の特徴は、過去問よりちょっと難しめであるということ。
そして、網羅型問題集の名に恥じない、試験で出されるであろう問題の傾向、パターンを
網羅した問題集であるということです。
ちなみに模試形式の試験問題が10回分あって、それを通してやると商業も工業も
一通り出題パターンは抑えられますよ、という構成のテキストです。

お勧めの使い方は、まずは各自好みのテキストと過去問で基礎を固める。

そして1日1回分、模試と同じ感覚で解く。
答え合わせをして、まったくわからなければ、とりあえず答えを書き写す。図も書き写す。

通しでやって、点数を確認して、まともに取れない問題があればそこが弱点になるので、
適宜テキストに立ち戻って復習する。

一回転するだけではまったく意味がないです。
最低3回、苦手な分野は4回5回解いて初めて腹落ちしますので、
もくもくと周回する。

周回して、わからなければまた答えと図を書き写して、ついでにテキストに戻って類似問題の
少し簡単なやつを解きなおしたりしてみる。

そうしたことを繰り返すと、最初は手も足も出なかった問題に、少しずつ対応できるようになってきます。
最終的に全部の問題が完璧にできればばっちりですが、
時間の兼ね合いで難しければ、以下の優先順位で問題を仕上げていきます。

優先順位は得点源にしやすい順に第一問>第四、五問(工業簿記)>第二問>第三問。
特に1、4、5で最低50点は確保しないと合格は厳しい。第二問も銀行調整表や株主~は得点源になるためサボらない。
第二問で固定資産や有価証券等の難解な個別論点が出た場合や、第三問に関してはとにかく部分点を稼いでなんとか最低5割をキープして凌ぐイメージです。

そこから70点を取るには高得点を撮りやすい1、4、5は徹底的に潰し込む必要があると考えます。
工業簿記はパターンさえ押さえて、問題文を見た瞬間機械的に図を書いて計算できるレベルまで到達できると強い。

試験まで時間がない場合は第三問は最低限の対策に留め、仕分けだけはミスらないで部分点を稼ぐというやり方があることを頭に入れておくこと。

今回の簿記二級も問3が死ぬほど難しかったという噂ですので、やはり取れるところで取りこぼさないというのが大事になってくるかと思います。
そんな感じですかねー。

とにかく仕分けで手こずってたら話にならないので、仕分けは過去問をやりこんでマスターする。
工業簿記はパターン別につぶしこんで、勝手に手が動くレベルまでやりこむ。

問2,3の商業簿記は、仕分けの力で何とか5割キープ。
問い1,4,5で50~55点点、問2,3で20~25点を目標にやってみてください。

ちなみに一番上の画像は私の合格時の点数ですが、見事に問3でやらかしてるのを強引に工業簿記でリカバリーしてるのがよくわかりますね笑

皆さんの健闘を祈ります!

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