読書感想ログです。
日ごろから参考にしている、 あすなろLIFEというブログの著者である、ペリカンさんがお勧めされていたので購入。
タイトルの通り、工務店の社長が著者で、著者の視点から見た大家業についての知見が
書かれています。
内容については、中古物件の購入というよりは土地から仕入れて
投資物件を立てるときにどういった視点で検討すればいいのか。
どんな土地を買って、どんなプランで投資物件を建てればいいのか。
そういった内容が主になります。、
ですので、どちらかといえばある程度まとまった資産を持っている人や
これから新築物件に挑戦できる実績のある人向けという印象でした。
これから、中古物件から始めようと考えている自分にとっては
すこしずれがあるかな、という印象。
とはいえ将来的なことを考えれば新築という分野もいつかは挑戦してみたいですし、
そういった意味では読んでおいて損はないです。
土地について、南向きが必ずしもいいとは限らないという視点や、
建ぺい率や、エレベーター物件の裏事情を踏まえた物件のプラン作りなどは
純粋になるほどと思わせられるものでした。
そして、特にいいなと思ったのは心構えの部分ですね。
大家業を本業にしない。家賃収入が貯まる様子をビーカーの水にたとえ、
ビーカーの水はたまるまで飲まない。溜まってきたら違うビーカーを用意する。
そんな内容があり、タイトルと矛盾してるやんけという突込みはさておき笑
堅実で、誠実に不動産投資について語られている本だなと感じました。
今の自分にとって、すぐに役立つ、即効性のある本ではないのですが、
自分が成長した時に読み返すと、また新しい発見が得られるだろうなと、
そういった印象を受けました。
手元において、折を見て何度か読み返してみたい、そのように感じる本でした。