最近読んで面白かった本のまとめ

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ここ最近、土日に不動産関連の本をまとめ読みしています。
昔読んだ本の読み返しも含めて色々読んでいるのですが、
その中でこれは! と思った本を一言感想を添えて紹介します。

後日、個別で感想記事を書くかもしれませんが、
記憶が風化する前に覚書も兼ねてつづってみます。

良かった本その1 NOをYESに変える「不動産投資」最強融資術 安藤新之助 (著)

愛知県で10棟173室を保有し、融資調達金額16億を借り入れた著者の
融資に関する本。

金融機関との付き合い方、プレゼン資料の作成の仕方などが纏まっていて非常にわかりやすい。
特に「飛び込み訪問はNG」「訪問する場合は理由付けが大事」などのノウハウはこれから金融機関を
開拓しようとする人にとっては非常に重要。
紹介を受けていくか、銀行主催のセミナー、勤務先が取引がある、など理由付けをもって
金融機関に行くことの重要性を説いています。

また金融機関の担当者も人間であり、ツールではなく人と人との信頼関係が重要であるという
今となっては定着している信頼関係の構築方法にもページ数を割いており、真っ当な本だと感じました。

良かった本その2 「お宝不動産」で金持ちになる!-サラリーマンでもできる不動産投資入門 沢 孝史 (著)

こちらは先日のセミナーでお会いしたフォロワーさんにご紹介いただいた本で、
出版は2004年と古いのですが、著者の投資スタンスがすごく腹落ちしました。

著者は不動産投資の目的を「10%クラブに入ること」と評し
国内上位10%の富裕層グループに10年以内に入ることを目標として定めています。

そして、その手段として下記の条件に合致する不動産に投資することを推奨しています。

・実質利回りが「借入金利+8%」以上の物件を購入する。
・10年後にその物件が市場価値が購入時の70%を保持し、かつ賃貸収入が購入時の80%を確保できていること。

つまり、イールドギャップ8%で10年後に購入時の7割ほどの価格で売却できる。
賃貸収入を10年後も80%程確保できる、そういった物件を買っていきましょうという提案です。

実際そういった物件もあまり出ないなという肌感覚はありますが、
派手な利回りを追うのではなく、堅実に、かつ長期的な価値が維持できるであろう物件に投資せよというスタンスで
非常に地に足の着いた考え方だなと思って、非常に納得感がありました。
是非、今後購入する物件を選定する際の一つの指標として考えてみたいと思います。

良かった本その3 誰も書かなかった不動産投資の出口戦略・組合せ戦略 詳細解説版 猪俣淳 (著)

不動産投資関連の資格を29個保有し、不動産コンサルティング業務を行う著者が語る
不動産の収支分析と投資戦略について解説された本です。

正直、この本は難しい。
自分自身、半分以上わかってないかもしれない。
それでも、何度も読み返して何とか消化して自分のものにしたいと思えるような骨太の本です。

序盤の、著者自身の投資実例までは何とかついていけるのですが、中盤の
投資にまつわる指標の解説ゾーンに入ると、数字と指標略字のオンパレードで、
正直途中から何が書いてあるのかわからなくなります笑

私がアホなのでしょうがないのですが、それもなんとかかんとか読み進めていくと、
終盤に「じゃあ色々分析指標を検討してみたけど、実際どんな戦略で不動産投資をしたらいいのか」
といった部分について著者の考えがまとめられています。

木造RC、新築築古それぞれにメリットデメリットがあり、それぞれを補完するように買い進めていくことで
バランスの良いポートフォリオになる、という考え方で、非常に参考になります。

また、どのような投資手法を取ればいいのかという疑問に対し
「具体的にどういった状態が理想なのか」「その理想(ゴール)から逆算してどういった物件を買い進めていくべきか」
といった部分にも紙面を割かれており、リスク(機会追及)を取ってでも早く拡大したいのであれば
自己資本に対する回収率を高め、それを複利の力で高速回転させて拡大するという戦略が語られており、
その部分についても非常にに納得感が得られました。

是非、また何度も読み返したいと考えています。

良かった本その4 不動産投資 1年目の教科書: これから始める人が必ず知りたい80の疑問と答え 玉川 陽介 (著)

玉川陽介さんといえば「Excelでできる 不動産投資「収益計算」のすべて」
という本が非常に有名なのですが、今回紹介する本については、不動産投資初心者が疑問に思う点について
著者が一問一答形式で答えていく内容の本になりまして、非常に読みやすく参考になります。
2013年の本なので時事的な部分(東京五輪を見越した市場の解説)については今と違う点は考慮すべきですが、
「木造とRCどっちがいいの」「地方と都心は?」といった大きなテーマから
「ワンルームマンション投資が絶えないのは何故?」「いい物件があるといいながらなぜ業者は買わないのか」
など、興味をくすぐられる一問一答が多数収録されており、非常に楽しく読めました。

著者は都心の物件を多く購入されているため多少そちらを推奨するバイアスがかかっている印象はありますが、
それでもきちんと根拠を示したうえで説明されているので参考になります。

という感じで、ここ2週間くらいでよかった本を紹介してみました。
また良い本が見つかればご紹介します!

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