先日、利回り15%アパートの買い付けを行い、融資を受けるべく活動している旨を報告しました。


先日、その融資結果が出たのですが、残念ながら今回は融資を受けることができず、念願の大家デビューは見送りとなってしまいました。
その理由について、担当の方にお話を聞かせていただいたのですが、物件の条件や自己資金についてはクリアできたものの、私の勤続年数の一点のみがネックとなり、今回は不可ということでした。
勤続年数については、今回の銀行さんの場合、最低2年必要とのこと。
私の場合は、約半年足りなかったということになります。
また、過去に相談させていただいたほかの銀行でも同様の指摘は受けましたので、やはり物件購入にあたって、勤続年数2年というのは一つの最低ラインになるのではないかと思われます。
ただ転職しなかったらしなかったで、前職のままでは年収が低く、それはそれで苦しい戦いになったと思いますので、転職したことに後悔はしていません。
正直なところ、物件のスペック的には高利回りで築浅と、個人的に条件は良かったため、多少いけそうな雰囲気はありました。
そして実際、物件の問題はなかったということで、私個人の問題で融資不可という結果になりましたので、かなり残念です。
とはいえ、不動産賃貸業への参入を諦めるという選択肢は私の中にはありません。
前向きに次の作戦を立てねばなりませんが、今後の方針としては、
1.半年間は大人しくして、勤続年数の最低ラインをクリアして活動再開する。
2.今の手許現金で購入できるボロ戸建等に活路を見出す。
この二つになります。
先日のセミナーでボロ戸建に大きな可能性を感じた一方、諸々の思いから私個人としては一棟目は融資を受けて、小さめのアパートを取得する、という方針で行きたいと考えているため、1の選択肢を選び、今後半年間は喪に服す期間を設けたいと思います。
勿論、喪に服すといっても何もせず漫然と過ごすわけにはいきませんので、勉強や物件の視察は続けて相場観は失わないようにしたいと考えていますし、自己資金についても次の半年間までに貯めれるだけ貯めないといけません。
自己資金が乏しいことのハンデは、この数カ月で痛いほど痛感しましたし、資本力はあればあるほど良いと感じています。
必要な投資以外は厳に慎み、貯蓄に励みたいと思います。
次のチャレンジの時に、手を伸ばせる物件の価格帯を広げることができればそれだけチャンスも増えるということですからね。
昨今見聞きするニュースによると、コロナ融資で現金があまり、中々新規参入であったり、資金力に乏しいと物件がなかなか購入できないというニュースもあります。
また、ネットを見ても中々これはという物件は出てきません。
私は、自分の今の居住エリアで1年ほど物件を探しましたが、これはいいな、これはいける、と思える物件は正直3棟しかありませんでした。
そしてそのうち2棟は1週間以内で蒸発し、1棟は非公開。
ネットも大切ですが、足で業者を開拓することも大切さを学びました。
良い物件はなかなか出てこないし、いいなと思って手を挙げても、自分がそれを手にする資格が無ければ手に入らない。
かくも不動産賃貸業の入り口の険しさを感じた一年ですが、とはいえこの1年間は無駄ではなかったと思っています。
実際に買い付けを出し、借金を背負う覚悟で収支シミュレーションを行う時の緊張感や、銀行面談、資料作成、決済手前までは一通りの流れを知ることができました。
いくつかのセミナーに参加させていただき、また足で物件を探していく過程で、素晴らしい出会いや学びの機会もいただけました。
また、この1年間の活動で、両親に本気度が伝わり、色々と支援を貰えそうな関係を作ることができたかな、とも感じています。
というわけで、しばらくは景気のいい報告はできないと思いますが、当面は雌伏の時を過ごし、半年後、2021年こそは大家デビューを果たせるように、しっかり準備をしていきたいと思います。